※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
転職エージェントの担当者と面談して、「なんとなく話が噛み合わない」「希望を伝えているのに求人がずれている」と感じたことはないでしょうか。
キャリア中盤の転職活動は、実績や年収の考え方が複雑になりがちです。
だからこそ、担当エージェントとの相性が結果を大きく左右します。
とはいえ「担当者を変えてほしい」とは言い出しにくいもの。
そう不安になる気持ち、よくわかります。
結論から言うと、担当者の変更は多くの転職エージェントが公式に用意している手続きです。
正しい伝え方を選べば、選考や内定に不利益が出ることは基本的にありません。
大切なのは、我慢して合わせ続けることではなく、事実ベースで、感情を挟まずに、適切な窓口へ伝えることです。
これらを、キャリア中盤の転職者向けに手順で解説します。

私自身、転職活動中に担当者と合わず、変更をお願いしたことがあります。伝える前は億劫でしたが、実際は拍子抜けするほど事務的に処理してもらえました。悩んでいた時間が一番もったいなかったです。
転職エージェントの担当者が「合わない」と感じる主な原因
担当者を変更するかどうかを判断する前に、まず「なぜ合わないと感じているのか」を言語化しておく。これが最初の一歩です。
原因が曖昧なまま変更を申し出ると、次の担当者とも同じすれ違いを繰り返しかねません。
ここでは、キャリア中盤の転職者からよく聞かれる4つの原因を整理します。
原因①希望と違う求人ばかり紹介される
最も多い不満は、希望条件を伝えているのに的外れな求人ばかり紹介されるケースです。
- 勤務地
- 年収レンジ
- 業種
これらを面談ではっきり伝えたはずなのに、まったく異なる求人が届く。
そうなると「自分の話を聞いていないのでは」という不信感につながります。
この背景には、担当者が抱える案件数の多さや、こちらの経歴を正確に理解しきれていない事情があります。
株式会社moovyプレスリリースによる転職エージェント利用満足度調査(2024年1月19〜21日、利用経験者344名対象)でわかった満足要因は、
- 「求人数の多さ」56.5%
- 「求人票の情報量」47.8%
- 「キャリアアドバイザーの知識と経験」42.0%
という結果でした。
要は、担当者のヒアリング精度、情報の伝え方。ここが求職者の満足度に直結します。
同調査では、企業側と求職者側の両方を担当する両面型エージェントの方が満足度が高いという傾向も出ています。

担当者が企業の内情をどれだけ把握しているか。
ここが求人紹介の精度を左右します。
原因②連絡頻度・態度への不満(高圧的・雑な対応)
こうした対応面の不満も、担当者変更を検討するきっかけになります。
仕事や家庭の予定を抱えながら転職活動を進めるキャリア中盤の人にとって、連絡のタイミングや頻度が生活リズムと合わないことは、想像以上にストレスです。
特に「今週中に返事をください」「この求人は今しかありません」といった急かす言い回しが続く場合、こちらの意思決定のペースを尊重してもらえていないと感じてしまいます。
態度への不満は、感情的になりやすい部分です。

ただし変更を申し出る際は、感情ではなく「連絡のタイミングが合わない」といった事実ベースの表現に置き換えましょう。詳しくは後述します。
原因③ミドル世代特有の経歴・年収感への理解不足
キャリア中盤の転職者は、20代の転職者より経歴が複雑になりがちです。
管理職としてのマネジメント経験と、実務担当者としてのプレイヤー経験の両方を持っている。複数の職種・業界をまたいで異動してきている。
こうした経歴は、担当者がひとことで整理しきれないことがあり、結果として強みが的確に企業へ伝わり切らないことがあります。
年収の考え方も、担当エージェントの経験値によって温度差が出やすい部分です。
士業・管理部門特化型のエージェントであるMS-Japanが公表している「ミドル世代(30・40代)の雇用実態レポート【2024年版】」では、平均年収572万円、希望最低年収538万円というデータが示されています。
ただし、これは士業・管理部門に特化したエージェントの調査結果のため、業種や職種によって年収水準は大きく異なります。
自分の状況に当てはめて一喜一憂する数字ではないので「担当者と年収交渉の話をする際の参考値のひとつ」程度に捉えておきましょう。

経歴が複雑であること自体は、強みにもなり得ます。
そこを正しく理解し、企業に伝えられる担当者かどうか。
ここが相性を見極める重要なポイントです。
原因④相性の問題かスキル不足かを見極める
担当者変更を検討する前に、一度立ち止まって確認したい点があります。
どのエージェントに変わっても同じ不満が続くなら、原因は担当者個人ではありません。
あなたの希望条件の伝え方、経歴の整理の仕方に原因がある可能性があります。
反対に、複数回面談しても求人内容がまったく的外れだったり、質問への回答が曖昧だったりする場合は担当者側の知識や経験不足が原因です。
この見極めを飛ばして感情的に変更を申し出ると、次の担当者とも同じ結果になりかねません。

まずは冷静に「何が合わないのか」を簡単に書き出すことをオススメします。
担当者を変更する前に確認しておきたいこと
担当者への不満を感じても、すぐに変更を申し出るのは早計です。
まず、試すべきことがある中でここを飛ばすと、変更後も同じ問題を繰り返しかねません。
変更前にできる改善アクション(要望を直接伝える)
担当者を変える前に、まずは要望を直接、そして具体的に伝えましょう。
「なんとなく合わない」という漠然とした不満のままでは、担当者も改善のしようがありません。
次のように、事実と要望をセットで伝えると効果的です。
- 「紹介いただく求人と希望条件にズレがあるので、〇〇業界・年収〇〇万円以上を軸に再度絞っていただけますか」
- 「日中は業務があるため、連絡は夜19時以降かメールでいただけると助かります」
- 「マネジメント経験を中心にアピールしたいので、職務経歴書の見せ方について一度すり合わせたいです」
これらを伝えても改善が見られない場合、はじめて担当者変更という選択肢が現実味を帯びます。

要望を伝えるステップを飛ばさないことが、次の担当者との関係を良好にする助けにもなります。
「担当者を変える」か「エージェント自体を辞める」かの判断基準
不満の原因によって、選ぶべき対応は変わります。
判断の目安を整理すると次のようになります。
担当者変更が向いているケース
- 求人の質や連絡の取り方など、担当者個人の対応に不満がある
- エージェント自体の求人数やサポート体制には満足している
エージェント自体の見直しが向いているケース
- 紹介される求人が希望と合っていない
- 担当者を変えても同じ不満が繰り返し起きている
不満の矛先が「人」なのか「サービスの仕組みそのもの」なのか。
ここを切り分けることで、無駄に転職エージェントを転々とする事態を避けられます。
担当変更で選考・内定に不利益は出るのか
担当者変更を躊躇する最大の理由は、「心証が悪くなり、選考や内定に響くのではないか」という不安です。
各社の公式ガイドでは、担当者変更は日常的な手続きであり、選考結果に影響しないと明記されています。
たとえばJACリクルートメント公式では、担当者と合わない理由を6つに分類したうえで変更手続きを案内しています。
選考は、あくまで企業側の判断基準に基づいて行われるものです。
そして、選考の合否を決めるのは応募先の企業です。
転職エージェントの担当者が個人の感情で選考結果を左右する権限は基本的にありません。
もちろん、伝え方次第で担当者との関係がぎこちなくなることはありますが、それは選考結果とは別の話です。
次の章で紹介する伝え方を意識すれば、その心配もかなり減らせます。
担当者変更の具体的な伝え方
ここからは、担当者変更を申し出る具体的な方法を、手順に沿って解説します。
伝える手段の選び方、そのまま使える例文、避けたいNGワード。
これらを押さえておけば、迷わず行動に移せます。
電話・メール・Webフォームそれぞれの特徴と選び方
マイナビエージェント公式FAQでは、担当者変更の申し出方法として電話・メール・Web申請の3つが案内されています。
それぞれの特徴は次のとおりです。
- 電話:その場で状況を伝えられ、対応も早い傾向にあるが、直接話すことに抵抗がある人には向かない
- メール:文章を整えてから送れるため、感情的にならず要点を伝えやすい。記録も残る
- Webフォーム・専用窓口:担当者を介さずに事務局へ直接伝えられるため、最も気まずさを感じにくい
担当者に直接言いにくい場合は、事務局や専用窓口を経由する方法が有効です。
doda公式お問い合わせやリクルートエージェント公式ガイドでは、現在の担当者を介さずに変更を申し出られる専用窓口が用意されています。
気まずさを最小限にしたいなら、この専用窓口ルートが現実的です。
角が立たない伝え方の例文(コピペ用テンプレート)
伝え方の基本は、
ではなく、
として伝えることです。
以下、そのまま使える例文を紹介します。
ポイントは、「希望条件が明確になった」「専門性の高い方にお願いしたい」というように、変化を自分側に置いて伝えること。
これなら角が立ちにくく、担当者側も受け入れやすくなります。
変更理由を伝える際に避けるNGワード
担当者変更を申し出る際、感情的な表現や担当者個人を否定する言い方は避けましょう。
次のような表現は、記録に残ると無用なトラブルへ発展しかねません。
これらの表現は、たとえ事実だったとしても、「対応の難しい応募者」という印象を持たれるリスクがあります。
感情ではなく、事実と希望を淡々と伝えることが、結果的に自分を守ることにもつながります。

人材業界に10年以上関わってきた実感として、感情的なクレームより、事実ベースで簡潔に伝えられた要望の方が、対応する側も前向きに改善できます。怒りをぶつけるより、要望を明確にする方が早く解決します。
担当者変更後によくある不安とその対処法
担当者変更を申し出た後にも、いくつかの不安が出てくるものです。
ここでは実際によく聞かれる3つの不安と、その現実的な対処法を紹介します。
気まずくならないか
こう心配する人は少なくありません。
しかし、担当者変更は転職エージェント内部で日常的に発生している業務のひとつのため、特別視されるものではありません。
事実ベースで理由を伝えていれば、必要以上に気まずくなる心配は薄いといえます。
それでも気になる場合は、Webフォームや事務局を経由する方法を選びましょう。
元の担当者と直接やり取りする機会自体を減らせます。
気まずさをゼロにすることは難しくても、最小限に抑える手段は用意されています。
サポートの質は変わるのか
この不安もよく聞かれます。
ただし、各社の公式ガイドが変更手続きを明確に用意しているのは、変更後も通常どおりのサポート体制が前提だからです。
むしろ、あなたの希望や経歴と相性の良い担当者に変わることで、サポートの質が改善するケースの方が多く報告されています。
担当変更後は、これまでの経緯をゼロから伝え直す手間が発生します。
ただ、各社の公式ガイドでも、新しい担当者へ改めて希望条件や経歴を伝え直すことを推奨しています。
二度手間に感じるかもしれませんが「新しい担当者に正確に自分を理解してもらうための必要な工程」です。
事前に希望条件や経歴のポイントをメモにまとめておくと、伝え直しの負担を減らせます。
変更を断られた場合の対応
まれに、担当者変更の申し出に曖昧な返答をされたり、実質的に対応してもらえなかったりするケースもあります。
この場合は、最初に申し出た窓口とは別のルートを使いましょう。
事務局や運営元のカスタマーサポートに直接連絡する方法があります。
個人の担当者だけで判断させず、組織として対応してもらう形に切り替えることがポイントです。
担当者変更でも解決しない場合の選択肢
担当者を変えてもなお状況が改善しないなら、別の選択肢を検討する段階です。
大切なのは、一つのエージェントに固執しすぎないこと。
別の転職エージェントに乗り換える
担当者を変更しても求人の傾向や対応の質が変わらない場合、原因はエージェントの得意分野や社内の対応方針そのものにあります。
この場合は、担当者ではなくエージェント会社自体を乗り換える判断が現実的です。
乗り換え先を選ぶ際は、それまでのやり取りで見えてきた「自分に合わない条件」を明確にしましょう。
次のエージェント選びの精度が上がります。
たとえば「求人数は多いが年収交渉が弱い」と感じたなら、年収交渉に強みを持つエージェントを軸に探す。
具体的には、ハイクラス・管理職向けの求人に強いJACリクルートメントのような専門特化型のエージェントも、比較先の候補になります。
複数エージェントを併用して比較する
一つのエージェントに絞らず、複数を併用して比較するのも有効な方法です。
併用することで、担当者ごとの対応の違いや求人の質を比較できてオススメです。

私も2社のエージェントを併用していました。
「合わない」と感じたときにすぐ別の選択肢に切り替えられる安心感もあります。
ただし、複数登録には情報管理の手間や、同じ求人への重複応募リスクなど、注意点もあります。
複数エージェントの併用にまつわる注意点や、登録がばれるかどうかといった疑問は、転職エージェントの掛け持ちはバレる?で詳しく整理しています。
そもそも「放置」に近い場合の見分け方
担当者変更を検討している内容が、実は「合わない」ではなく「放置されている」に近いケースもあります。
- 連絡が長期間まったく来ない
- こちらから連絡しても返信が極端に遅い
こうした状態が続く場合は、担当者変更より先に、放置の原因を見極める必要があります。
放置される理由や見分け方は、転職エージェントに放置される3つの理由で詳しく解説しています。担当者変更を申し出るべきか、別の対応が必要かの判断材料として活用してください。

家庭を持ちながら転職活動をしていると、担当者との相性に多少不満があっても「変える手間が惜しい」と我慢しがちです。合わないと感じた時点で早めに動く。それが結果的に一番の近道です。
ここで注意したいのは、家庭や仕事の予定に追われるキャリア中盤の転職者ほど、「担当者を変える手間」より「早く決めてしまいたい」という焦りを優先しがちなことです。
エン・ジャパン株式会社が2025年3月に35歳以上の会員2,092名を対象に行った「ミドルの転職」アンケートという調査では、転職に対する不安要素として「これまでの経験が通用するか」と回答した割合は、30代で50%、40代で55%でした。
これほど多くの人が、今までの経験への不安を抱えています。
担当者との相性という追加のストレスまで我慢し続けると、判断力が鈍ります。
そして、条件を十分に精査しないまま転職先を決めてしまう失敗にもつながりかねません。

合わないと感じた時点で、早めに動くこと。それが、転職活動全体の質を守ることになります。
よくある質問(FAQ)
- Q担当者の変更を申し出ると、選考や内定に不利益はある?
- A
各社の公式ガイドでは、担当者変更は日常的な対応のひとつであり、選考結果に影響するものではないと明記されています。
選考の合否を決めるのは応募先の企業です。転職エージェントの担当者ではありません。
伝え方さえ丁寧であれば、過度に心配する必要はありません。
- Q担当者変更は何回までお願いできる?
- A
明確な回数の上限を公表している一次情報は見当たりません。
ただし、変更を繰り返すこと自体が印象に影響する可能性はあります。
まずは1回目の申し出を丁寧に行い、原因をしっかり伝えましょう。
何度も変更が必要になる場合は、担当者個人ではなくエージェント自体との相性を見直すタイミングかもしれません。
- Qメール・電話・Webフォーム、どれが一番角が立たない?
- A
マイナビエージェント公式FAQによれば、電話・メール・Web申請、いずれの手段も用意されています。
文章で要点を整理できるメール、または担当者を介さずに伝えられるWebフォームや専用窓口。これらが比較的角が立ちにくい方法です。
- Q担当者に直接言いにくい。事務局経由でも大丈夫?
- A
問題ありません。
doda公式お問い合わせやリクルートエージェント公式ガイドでは、現担当者を介さずに変更を申し出られる専用窓口が用意されています。
直接言いにくい場合は、こうした窓口を積極的に活用しましょう。
- Q担当者を変えても、また一から希望条件を伝え直す必要がある?
- A
はい。各社の公式ガイドでは、新しい担当者へ改めて希望条件や経歴を伝え直すことを推奨しています。
二度手間に感じるかもしれませんが、正確に理解してもらうための重要な工程です。
事前に希望条件と経歴のポイントをメモにまとめておくと、スムーズに伝え直せます。
まとめ|担当者が合わないなら、我慢せず賢く変更を
転職エージェントの担当者との相性は、転職活動の満足度を左右する重要な要素です。
特にキャリア中盤の転職者は、経歴の複雑さや家庭の事情から、我慢してしまいがちです。
しかし、担当者変更は決して特別なことではなく、多くの人が実際に利用している当たり前の手続きです。
角が立たない伝え方を選び、事実ベースで要望を伝えれば、選考への影響を心配する必要はありません。

合わないと感じたまま転職活動を続けても、良い結果にはつながりません。
- 担当者を変える
- エージェントを変える
- 複数を併用する
選択肢はいくつもあります。我慢するより先に、まず動いてみてください。
担当者が合わないという小さな違和感を放置せず、早めに手を打つこと。それが、キャリア中盤の転職活動を後悔のないものにする第一歩です。
担当者を変えても変わらないなら、「比較する」という選択肢を
「担当者を変更しても、なんとなく噛み合わない」。そう感じたときは、担当者個人の問題ではなく、エージェント自体との相性を疑うタイミングかもしれません。
転職エージェントは、会社ごとに保有する求人や、得意とする業界・年代層への理解度が異なります。1社だけに絞っていると、自分に合う求人や担当者に出会えないまま、キャリア中盤の貴重な時間だけが過ぎてしまうこともあります。
実際、複数のエージェントに登録して比較しながら進めるミドル世代の転職者は少なくありません。担当者との相性や紹介される求人の質は、登録してみないと分からない部分が多いからです。
今の担当者との関係を大切にしつつ、「もう1社だけ登録して比較してみる」。それも、後悔しない転職のための備えになります。
【30代後半〜40代転職】おすすめ転職エージェント6選|失敗しない選び方で、自分に合うエージェントを比較してみてください。

コメント